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2001/03/09

<韓国文化>韓国理解はことばから

  • kankoku_010309.jpg

 日に日に暖かさが増して、入学、入社シーズンがそこまでやってきた。今年も各地で韓国語講座・教室が開講する。来年、サッカーの韓日ワールドカップ(W杯)が開かれることもあって韓国語への関心が高まっており、88年のソウル五輪以来のブームになるとの声もある。この春開講する主な韓国語講座の内容と全体の傾向を紹介する。さあ、韓国語に挑戦してみよう。

 韓国語講座・教室といってもさまざまだ。企業が文化事業として行っているカルチャーセンターや大学の生涯学習、非営利団体が開いている講座、自治体が住民を対象に開く市民講座、個人レッスンなどがある。このほか、NHKでは教育テレビとラジオでハングル講座を放送している。

 専門家を目指すなら、大学の韓国・朝鮮語科や語学専門学校がある。最近では高校の外国語選択科目として韓国語が登場し始めており、大学のセンター試験に韓国語が採用されたことから、今後もこの増加傾向は続きそうだ。

 さて、別表は4月に開講する東京、名古屋、大阪の主な韓国語講座だ。もちろんこのほかにも講座・教室はたくさんある。それぞれ規模やレベル、講師、雰囲気など特徴があり、まずは長続きできる自分に会った講座・教室探しが肝心だ。1日体験学習(東京・新宿区の早稲田奉仕園など)や見学ができるところもあるので、これを判断材料にするのも一つの手だ。

 講座・教室は個人のレベルによって入門、初級、中級、上級などのクラスに分かれている。また、会話中心の教室もある。面白いところでは、東京・池袋のサンシャインシティ文化センターが新設した「共に楽しもうW杯|ボランティアへの道」と題した講座講座もある。これから韓国語を覚えて、ボランティアとして世紀のイベントを支えようというものだ。

 各講座・教室とも“W杯効果”で受講生が増えると予想しているところもある。

 ●検定試験

 韓国語を覚えたら、自分の能力を試してみよう。日本では現在、韓国語の能力検定試験を二つの団体が行っている。

 一つは財団法人「韓国教育財団」(東京都港区、電話03・5419・9171)で、毎年1回秋に全国15会場で行っている。もう一つは特定非営利活動法人「ハングル能力検定協会」(東京都港区、電話03・3568・7270)で、こちらは春秋の年2回、全国8会場で開いている。