映 画
久々にハリウッドの作品が上位を占めるランキング。旧正月までの端境期で韓国映画の公開が少ない。1位と6位など全世界的に観客を動員する超話題作の公開の影響もあったか。
ランクは下げたが7位は現在までで300万人以上を動員する人気映画。クリスマスと正月は6位と人気を二分した。「コスダック」などの用語を全く知らず恥をかいたことで高校に入り直したヤクザのドン。入った高校がこれまた問題の多い学校で・・。という、もはや韓国映画の“お家芸”とも言うべきヤクザコメディー。
これまでテレビでもドラマでも二枚目過ぎて仇役が多かった鄭俊浩がイメージ一新に成功。
書 籍
1位は孔枝永の長編小説。著者の生まれ育った場所であるソウル市周辺を背景に60―70年代の高度成長期、5歳になったばかりのチャンアがお手伝いのボンスニとの出会いを通じて成長していく過程を72のエピソードに分けて描いている。
本来、時代と社会の問題点を個人の生の問題に置き換えて辛辣に世相を描く作風で知られる著者が、驚くべき記憶力を基にその時代を繊細に描いている。
趙廷来の新作大河小説「漢江」など、読者に一種のノスタルジーを感じさせる“路地裏小説”が人気を呼ぶのは、3、6、9位といった「世の中をどう生きていくべきか?」の答え探し的書籍とは相反しているように見えるが、答え探しに疲れた現代人が、“自分が確かに生きた時代”を振り返り始めたと考えれば、何らかの繋がりが見えないこともない。
4位は昨年12月からLGアートセンターで上演されている同名ミュージカルの原作本。
音 楽
1位は朴チユンの5番目となるアルバム「MAN」に収録されている曲が1位に。
CFモデルからアイドルとしてデビューしたパクだが20歳を迎えた昨年からイメージを一新。ダンスや歌唱力に磨きがかかっている。
4位チャン・ナラは現在活躍目覚しい10代アイドルの先頭を行く。MBCのコメディードラマで人気となりデビュー曲がチャート入りを果たした。
7位のイ・スヨンはソプラノボイスの実力派。派手さはないがオーディエンスを引き付ける歌声は将来性が高い。
g.o.d、WAXは年が明けても人気が続いている。