◆映 画◆
今年上半期でもっとも話題の作品、『南極日記』が公開された。予想通りこれまで1位だった『血の涙』を押さえ、公開と同時に1位になった。
韓国最初の南極を題材にした映画への好奇心、主役のソン・ガンホとユ・ジテの2大俳優の競演という話題性もあり、大ヒットは当然ともいえる。
あるカップルがのぞき見され、インターネットに映像を公開されてしまった話を素材にした「恋愛術士」は3位。ミステリー映画ファンの間で話題を呼んだこともあり、幅広い観客層を集めている。
女子高生スター、ムン・グニョン主演の『ダンサーの純情』は、1週後に公開された『血の涙』に観客数では負けたものの、200万観客動員を突破したのは立派。
◆書 籍◆
「モリー先生との火曜日」の作家、ミッチ・アルボムの2作目「 天国で会った5人」が1位。死を目前にした昔の先生と生の重さにくたびれた30代の弟子との20年ぶりの再会を書いた「モリー先生との火曜日」に続き、今回の作品も生と死に関したメッセージを伝える。
2位は経済関連書籍の「ブルー・オーシャン戦略」。緻密な方法論を提案し、巨大な新市場を創出する次世代のための希望戦略。企業の成功戦略だけでなく個人の未来戦略にも当てはまる。
朴正熙の生涯を漫画化した「漫画朴正熙1」が3位。漫画の内容が全部事実かどうかはともかく、朴正熙元大統領を扱った漫画というだけでも、大きな話題になっている。
詩人・リュ・シファの「愛せよ、一度も傷つかなかったように」が4位。ヒーリング・ポエム(治癒の詩)をテーマにした詩集だ。
◆音 楽◆
実力派の女性4人組R&BグループBig Mamaのセカンドアルバムが、SG Wanna beとBuzzを抜いて発売1週で1位になった。メンバーの成熟した音楽力量、歌唱力が目立つ。まさに女性パワーを見せつけたアルバムだ。
アイドルグループHOT出身のシン・へソンの最初のソロアルバムが3位。 最初のソロアルバムにもかかわらず、シン・へソンの知名度と上質の音楽で人気を集めている。
昨年デビューし、「愛は 香りを残して」でスマッシュヒットを飛ばした男性バラード歌手、Teiのセカンドアルバムからの曲が10位に入った。