◇映 画◇
話題の『ダ・ヴィンチ・コード』が圧倒的な強さで1位に輝いた。韓国映画振興委員会の集計結果によれば『ダ・ヴィンチ・コード』は先週末の3日間に全国で73万4416人を動員、53%の占有率で1位をマークした。
トム・クルーズ主演の『M:i:Ⅲ』は『ダ・ヴィンチ・コード』の公開によって首位から1ランク下げた2位となった。爆発的な人気で公開2週目で300万人の観客動員を突破した『M:i:Ⅲ』は『ダ・ヴィンチ・コード』の人気で首位の座を逃したが、週末の3日間に38万1502人を動員して勢いを保っている。『ダ・ヴィンチ・コード』より幅広い観客層と支持を確保しており、ロングランの可能性が高い。
3位は40歳にして8歳の知能しかないキャラクターを熱演したシン・ヒョンジュン主演のヒューマンドラマ『素足のキボン』、4位にはムン・ソリ主演の『家族の誕生』が入った。映画評論家の評判が良く、ハリウッド大作と韓国映画の人気作の間で板挟みにあるが、観客からも好評を得ており、ヒットが期待される。
◇書 籍◇
成功に対する知恵と省察を表現したホアキム・デ・ポサダの『成功する人のシンプルな法則』が22週連続1位を記録、自己啓発書としては異例のロングヒットを続けている。これまで自己啓発書の主な読者層は30代以上だったが、この本は寓話形式で語られているため10代や20代にも人気がある。
現在の累積販売部数は75万部で、7月頃には100万部を突破する見込みだ。
とりわけ目立つのは先週7位で今週2位に急上昇したダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』。公開前にさまざまな物議をかもしたロン・ハワード監督の映画版公開の影響でランクが急上昇した。
心理学者イ・ミンギュの『魅力がある人は1%が違う』は3位、法頂和尚の『生きているものは、すべて幸せになれ』は4位を記録した。法頂和尚は著名な宗教家。ベストセラー『無所有』の著者で作家としても知られている。
◇音 楽◇
元HOTメンバー、トニー・アンの『Yutzpracachia』がインターネット、音楽番組の各チャートで1位を独占した。
今年3月に2ndアルバムのリリースと同時に音楽サイトで1位をマークしたトニー・アンは、SBSテレビの音楽番組でも『Yutzpracachia』で1位に輝いた。
2位は前週より1ランクアップしたペク・チヨンの『愛さない』。これまで主にダンスチューンを歌ってきたペク・チヨンがオーソドックスなバラードを歌いイメージチェンジを図った。
3位は歌唱力に定評のある「SG Wannabe」の『僕の君』。
SG Wannabeは若者のみならず、30~40代からも高い支持を得ており、今後もランクアップが期待されている。
「女版SG Wannabe」と呼ばれる「See Ya」も善戦している。以下、Vibeの『その男、その女』が5位、イム・ジョンヒの『愛よ、行かないで』が8位、兵役中にもかかわらず人気のキム・ジョングク『手紙』が9位にランクされた。