◆映 画◆
母親と仲たがいしたまま生きてきた気の強い小説家志望の29歳の娘パク・エジャ(チェ・ガンヒ)が、母親のチェ・ヨンヒ(キム・ヨンエ)が倒れたという突然の知らせをきっかけに、お互いの大切さを知るという感動と涙の物語「エジャ」が1位に。
韓国国旗の「太極マーク」を背負うにはまるで似付かわしくない男たちが、韓国初のスキージャンプ国家代表となる過程を描いた実話映画「国家代表」が2位に。同作品は本編からカットされたシーンなどを加えて再編集した完結編も6位に入った。
1997年に米軍基地の街、梨泰院で実際に起きた事件をモチーフにした映画「梨泰院殺人事件」が3位に。快楽を求め、罪のない大学生を殺害した2人の十代の韓国系米国人が容疑者に浮上するが互いに無罪を主張。熱血刑事が真犯人を探すミステリー犯罪スリラー。若手俳優として華々しく活動しているチャン・グンソクが、冷酷な殺人容疑者に挑んだ。
バカンスのシーズンを迎え、100万人の観光客が雲集した釜山の海雲台ビーチに、大型の津波が押し寄せるという設定のヒューマン大作映画「海雲台」は7月23日公開にも関わらず5位をキープ。主演のソル・ギョング、ハ・ジウォンらの釜山弁の熱演も話題に。
◆書 籍◆
日本で大ベストセラーになっている村上春樹の新作長編小説「1Q84」が韓国でも1位に。韓国出版界で過去最高の15億ウォンで版権が落札されるなど、話題を呼んでいる。
政治家・李在五(イ・ジェオ)が夢と進化、そして挑戦を通じて、21世紀の希望とビジョンを語ったエッセー集「大笑い」が3位に。これまでどのように成長し、どうやって政治家として成功したのかがわかる一冊。
イ・スンハンの「創造ウイルスH2C」が4位。スーパー業界最下位だったホームプラスを、4年間で業界ナンバー2に押し上げた筆者が、すべての状況を希望に変え、ビジネスを成功に導く6カ条を創造ウイルス「H2C」と命名し、奇跡を生み出す秘訣を伝授する。
尹錫金(ユン・ソククム)・熊津(ウンジン)グループ会長が、若者に伝える、自身の夢と成功の物語「肯定が傑作を作る」が5位。資金や人材など、すべてが不十分ながらも事業を起こした尹会長が、夢に近付くために努力した過程を記録した一冊。
母として、妻として、女として 。母親はどんな人生を生きてきたのか?母親たちの人生と愛情を切々と、そして美しく描いた申京淑(シン・ギョンスク)8作目となる長編小説「お母さんをお願い」が6位。
成功とは何か?それは、カネや地位ではなく、自分の仕事に情熱を傾け、些細なことに幸せを感じることができ、他人を大切にする人・・・。そんな、筆者が考える「成功」について考えたイ・ジョンソンの「遠くに行くなら一緒に行け」が7位に入った。
人気作家孔枝泳(コン・ジヨン)2年ぶりの新作長編小説「るつぼ」が8位。光州のとある障害者施設で起きた実際の事件をモチーフに、善と悪、真実と嘘という普遍的なテーマを描く。
◆音 楽◆
日本でも高い人気を誇るBIG BANGのリーダーG―Dragonのソロ1stアルバム「Heartbreaker」の同名リードトラックが1位に。エレクトロニックサウンドとヒップホップが融合したインパクトある一曲。
今ではベテランの域に達したシンガー、ペク・チヨン久々のニューアルバム「Ego」のリードトラック「私の耳にキャンディー」が2位。人気グループ2PMのテギョンとコラボレーションした曲で、欧州スタイルの本格的なエレクトロダンスナンバーに仕上がっている。
人気絶頂のブラウン・アイド・ガールズ「Abracadabra」が3位に。この曲も流行のエレクトロサウンドを取り入れているが、他のビジュアル重視の女性グループとは異なる彼女たちの歌唱力は圧巻。
4位は今年5月に兵役を終えた元godメインボーカルのキム・テウ初のソロ1stアルバムからのリードトラック「愛の雨」がランクイン。
そして、グループ名に「4分間のパフォーマンスですべての人を魅了する」という意味が込められている女性グループ4minuteの1stミニアルバムからの一曲「Muzik」が5位。