お正月準備で活気ある市場、街、デパート、一年で最もごった返す韓国の光景です。
日本もそうではありますが韓国と比べますと、どうにもパワーが違います。
親戚一同が集まる本家では大変です。長男の嫁は年に何度かのメインイベントですね。母から子へ、嫁へとつなぐ味、料理好きの私としては何と素敵なことでしょうか。苦手な方には大変なこと、苦痛でしょうね~(笑)!
大変なこの光景も少しづつ変わりつつありますが、繋がって行って欲しいと願います。
トック(餅)は韓国も日本もお正月の定番。牛スープなどからとったコクのある味に仕上げます。
ジョンやチャプチェ、ナムルに煮物などと共にその家庭の味を守り伝え作ります。
トックの形も地方によって多少違います。雪だるまのような形のお餅もあり、とっても愛らしくおもてなしにもぴったりです。
手から手と伝えていく味、伝統の味、昔の素朴な味。流行りのものも良いけれどこの味がそれぞれの心に残っていてほしい。お国は違えど食を通して心と味を受け継ぐ大事さを感じていきたいと思います。
大変な韓国のお正月準備、何だか羨ましい今日この頃です。大事なことがいっぱい詰まったお正月風景ですね。
<材 料>(3~4人前)
鶏または牛スープ 5カップ
トック 300㌘
生椎茸 3~4枚
玉ねぎ 小1
長ねぎ 1/2本
人参 〃
里芋 4~5個
ごま油 小1
卵 1個
韓国海苔 少々
塩コショウ 小2
うすくち醤油 小1
おろしにんにく 小1
みつ葉 適量
<作り方>
①トックは水に10分程浸けておく。
②里芋は1㌢の輪切り、その他の野菜は千切りにしておく。
③鍋にごま油を入れて②の野菜を炒めスープを入れ煮立たせてから、トックを入れて味をつける。
④溶き卵、韓国海苔を散らし入れみつ葉を天盛りにする。
具沢山のトックスープです。和風出汁(かつおと出汁昆布)でも美味しく出来ます。旬の里芋や京芋を入れてみました。
また餃子を入れるとトックマンドゥクックです。これ一品で栄養たっぷりのお雑煮です。韓国の味付けのりが仕上げに良い風味を出してくれます。