在日と日本人の有志で作る「時調の会」がこのほど、詩集「時調(三行詩)」の第14集を発行した。同詩集から数編を紹介する。
韓国の伝統詩である「時調」は、高麗時代末期(14世紀頃)に成立し、次の朝鮮王朝時代に広く流行した。時調は「三章」構成の伝統定型詩であり、「韓国文学の遺産」として、現在も韓国社会で広く親しまれている。
韓国文学の歴史は、詩から始まったとされており、時調は、その詩の歴史と一緒に歩んだ。時調は韓国人の魂、言葉、文を盛り込んだ韓民族のアイデンティティーともいえる文化である。
時調の会は99年3月1日に始まった。時調の特徴である「三章」構成を「三行詩」に代えて、形式にとらわれず、自由な感情表現を行ってきたのが特徴である。
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