第11回釜山国際環境芸術祭が釜山で開かれ(20日まで)、日本からも44人の作家が出展している。釜山に美術留学中で、同展に出展している魚田元生さん(NPO法人国際芸術宇宙センター代表)に文章を寄せてもらった。
◆両国に新しい美術の潮流を 魚田 元生(NPO法人国際芸術宇宙センター代表)◆
韓国とは30年近く交流を続けている。新しい美術活動へ最後の挑戦をする覚悟で8月、東京を引き払い韓国・釜山に移り住んだ。
韓国美術界の活発な活動、そしてソウルや釜山のギャラリー・オーナーに触発されたためでもある。韓国のギャラリーには米国やフランスにギャラリーを展開して、新しい美術のあり方をさぐっているオーナーが少なからずいるからだ。
とりあえず、韓国語の初歩をマスターしようと、新羅大学に学生として籍を置いた。新羅大学には中国人留学生が600人ほどいるが、日本人は交換留学生など全部で20人ほど聞いた。
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