高円宮記念日韓交流基金の第五回顕彰式が9日、東京・四谷の韓国文化院で行われ、日韓から高円宮賞4件が顕彰された。
「韓国素明女子高校と北海道羽幌高校及び羽幌町民との国際交流事業」(羽幌国際交流協会・小寺克彦代表)は、北海道羽幌町と韓国富川市の学校間の相互交流で、学校訪問・授業参加に加え、ホームステイと地域交流によって、生活文化を体験する。羽幌国際交流協会が中心となった活動で、郷土芸能の披露や料理教室、離島・施設訪問等も実施。
交通の便の悪い北海道北西部にあって、人口減少に悩む旧炭鉱町がいち早く韓国との交流を始め、ここ10数年は地元住民と学校が一体となって、韓国の学生を長期間(8日間)受け入れ交流していることが評価された。
「韓日青少年及び大学生教育交流」(趙基興=韓国・平澤大学校総長)は、1971年に亜細亜青年協会で韓日青少年交流を始め、以後40数年にわたって韓日の教育文化交流を継続している。80年には平澤大学校を創立し、日本全体を学ぶ「日本学科」を設置して多くの学生を送り出している。
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