ハリウッド進出を果たす映画監督・俳優が何人も出るなど、韓国映画界は好調が続いている。韓国映画の歩みを通して韓日の文化交流を考える、田村紀之・二松学舎大学名誉教授の新連載「韓流シネマの散歩道」を始める。
◆急成長する韓国映画界◆
韓国映画界は、相変わらずの活況を謳歌しているようだ。
観光収支もさることながら、音楽・映画・放送部門も黒字転換した。これには、世界的なK―POPブームと、映画・ドラマ輸出の増大が寄与している。
また、国内映画館での韓国映画の観客動員数が2億人を突破した。韓国民ひとりが年に4回、自国映画をみたことになる。韓国人は、世界一の映画好きになったわけである。
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