◆映画『鳥』の”韓国少年”とは◆
いかにも唐突で恐縮だが、冬ソナの話になると、どうしてもA・ヒッチコックの『鳥』(1963)を想い出してしまう。その理由は、あとで説明する。
『鳥』の評判は、ヒッチコック作品のなかではあまり芳しくない。興業的には成功したものの、なぜ鳥が人間を襲うようになったのか、その理由がわからないとか、主人公たちが町を逃げ出したあとの結論が不明だとか、辛口の批評がたえなかった。
もっとも、デュ・モーリアの原作(創元社文庫)では、北極における気候異変が原因らしいと示唆されている。
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