韓日の草の根交流が、活発に行われている。山梨では韓日中の学生・市民が参加する「第11回清里銀河塾」が、このほど開催された。小澤龍一・同塾長代行に文章を寄せてもらった。東京では今月18日から国際交流ミュージカル『パパの誕生日』が上演される。
「清里銀河塾」は、在日2世の河正雄氏の私塾であり、今年で11回目を迎える。河正雄氏は浅川巧の生き方、ポール・ラッシュとの出会いの体験を次の世代に伝えることが日韓を繋ぐ種になることに望みを託してきた。今回、講師を神林留学生奨学会理事長の神林章夫氏にお願いした。
神林氏は信州大学経済学部長時代、一芸入試を導入、偏差値で輪切りされる入試制度に風穴を開け、さらに大学の閉鎖的体質を打破すべく、外部講師を採用、香港出身のアグネスチャンを講師とし、話題を呼んだ。「学問は全ての人に開かれねばならない」が氏の信念である。
神林氏が、講演の冒頭、延辺朝鮮族自治州を取りあげた。
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