美術系の韓国人留学生の有望作品を紹介する「チャレンジ・アート・イン・ジャパン2014―韓国人留学生による現代アート展」が、東京・四谷の韓国文化院で開かれている。同展は、多摩美術大学、武蔵野美術大学、東京芸術大学、女子美術大学、東京造形大学などに在籍する現役の留学生たち、卒業生たちによる展覧会で、作品発表の機会の少ない留学生への支援と、韓日文化交流への寄与を目指すもので、今回が3回目となる。
沈東燮・韓国文化院長はオープニングに際し、「同展は、日本に留学している美術専攻の学生たちのため一種のサポート的な役割をしてきた。他国で苦労しながら勉強している学生たちの成長の足がかりになることを切に願う」とのあいさつ文を寄せた。
同展のキュレーターを務めているギャラリーQの上田雄三さんは、「今回、14名の韓国人留学生たちの作品が展示された。自由に表現し、自由に大学内で韓国語を話し、行き交う留学生の姿を見ていて私はいつもうれしく思う。今年で3回目の同展が、日本と韓国を行き来する留学生たちの未来に、自由の扉を与えてくれると確信する」と話した。
青木保・国立新美術館館長は、「とても立派で将来楽しみな作品が揃っている」と述べた。
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