アジアを中心とした独創的な映画を紹介する「第16回東京フィルメックス」が、21日から29日まで、都内で開催される。また韓国の古版画を紹介する特別展示「韓国古版画博物館名品展」が国文学研究資料館で開催中だ。
東京フィルメックスは2000年に第1回が開催され、今年が16回目となる。今回は全33作品が上映予定だ。
中でもコンペティション部門は、新進作家を紹介して優れた作品を顕彰する企画で、今年は世界的に大きな注目を集めるアジアの新進作家が2015年に製作した作品の中から、10作品を上映する。
韓国からは『コインロッカーの女』(ハン・ジュニ監督)が出品される。韓国のチャイナタウンで闇貸金業を営む〝母(オモニ)〟に育てられたイリョン。彼女は生まれた直後にコインロッカーに置き去りにされた女性だった。
ハン・ジュニ監督のデビュー作である本作は、仁川の暗黒街を舞台に二人の女性の愛憎関係を描いた、パワフルな作品である。
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