韓日友好を願って学校での講演などに取り組む伝統舞踊家の裵梨花さん、一人芝居に挑む女優の洪明花さん、そして障害者の自立と共生社会のために舞台活動を行っている金満里さん、在日女性たちの活躍を紹介する。
長編ドキュメンタリー映画『花のように あるがままに~「在日」コリアン舞踏家・裵梨花~」が19日、都内で公開される。同映画は、京都在住の在日コリアン舞踊家・裵梨花(62)さんの父、裵学奉(1918年~98年)さんの貴重な証言テープとインタビュー映像、更には、父が連れて来られた博多から宮崎県・上米良へと裵梨花さんの探訪の旅を通して、日本と朝鮮半島をめぐる問題、在日コリアンの存在について考える。
しかし、この映画はいわゆる「告発型」のドキュメンタリーではない。裵梨花さんの明るく、前向きに現実を切り開く生き方、考え方のなかに、未だ日本社会に根強く残る在日コリアンへの差別や偏見を克服するための貴重なヒントが含まれていないか見つめる。 そしてヘイトスピーチや日本社会の間に芽生え始めている「嫌韓ムード」が、「人間として恥ずかしいこと」であるかを問いかける。
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