ここから本文です

2017/01/20

<韓国文化>韓国人劇作家3人の作品紹介

  • 韓国人劇作家3人の作品紹介

    過去作品より『五重奏』

 韓日文化交流イベントが、今年も数多く予定されている。「韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、韓国を代表する現代戯曲を日本語に翻訳して上演。「横浜ダンスコレクション」は世界の現代ダンスを紹介するイベントで、韓国からも有望な若手ダンサーが複数出演する。

 第8回「韓国現代戯曲ドラマリーディング」(日韓演劇交流センター主催)は26~29日、東京の座・高円寺1で開催。

 同舞台は、韓国、日本の劇作家をお互いに紹介し合う隔年開催の演劇交流として02年にスタート。今回は、現代韓国演劇界をリードする3人の韓国人劇作家の作品を紹介。

 『狂った劇』(チェ・チオン作、上野紀子訳、谷藤太演出)は26日午後7時、28日午後7時上演。〝劇作家の物語〟を描く演出家の前に、サラ金業者ハクスが現れる。彼はいつしかその戯曲の世界へと迷い込み…。虚実が入り交じる劇世界を描いた作品。

 『若い軟膏―ア・ラブ・ストーリー』(ユン・ミヒョン作、藤本春美訳、関根信一演出)は27日午後2時、29日午後2時上演。地下室に暮らす若いオロナインと彼の家族。家賃を滞納し、大家からいびられる毎日。ついに家を追い出され…。

 『アメリカの怒れる父』(チャン・ウジェ作、洪明花訳、大谷賢治郎演出)は27日午後7時、28日午後2時上演。04年にイスラム武装勢力によって斬首された米兵、ニック・バーグの事件の父をモチーフとしている。現代社会の戦争と家族の姿を浮き彫りにする。


つづきは本紙へ