「東アジア文化都市2017」事業の一環として、韓日中の現代美術家の作品を紹介する「アジア回廊現代美術展」が19日から京都市の二条城と京都芸術センターで開催される。韓国からは世界的に活躍するチェ・ジョンファさんらが出品予定だ。
「東アジア文化都市」は、韓国・日本・中国の各国政府から選定された都市が、1年間を通じて文化芸術による多彩なイベントや交流を行うことにより、文化の力で東アジアの相互理解や連帯感の形成を促進するとともに、開催都市の更なる発展を目指す事業である。
2017年は韓国・大邱市、日本・京都市、中国・長沙市が開催都市に選ばれ、伝統的な文化芸術、現代美術、舞台芸術、音楽、マンガ・アニメなど、幅広いジャンルの多彩なイベントを開催している。その一環として行われるのが「アジア回廊現代美術展」だ。
「アジア回廊」という言葉には、東アジア文化都市のプロジェクトがさまざまな地域の文化芸術の豊かさに直接触れ、感動を共にする場となり、そのことが寛容で相互理解の進む社会の形成に寄与できればという願いが込められている。また二条城を会場の一つに使うことで、京都ならではの実験的なアートの祝祭を作り出す予定だ。
さらに3都市の文化交流を軸に東アジアの都市間交流を促進し、文化の力で韓日中の友好を深め、新たな活力を生み出していく願いも込められている。
チェ・ジョンファ氏は1961年ソウル生まれ、同在住。現代アーティストであり、広告などのアート・ディレクションやインテリアデザインも手がけるなど、多分野で国際的に活躍する。
街中や人々の生活など日常の中にあるイメージや素材を用いながら、見る者に新たな視点を気付かせる、ユーモラスで色鮮やかな大規模作品を得意とする。
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