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2018/02/16

<韓国文化>「古代円形」の韓半島スキー板展示

  • 「古代円形」の韓半島スキー板展示

          「古代円形」の韓半島スキー板

 現存する最古の5200年前のスウェーデンの古代スキー板と同じ「四穴式スキー板」で、これまで日本でも大切に保存されてきた「古代円形」韓半島スキー板が、平昌冬季五輪を迎えて、106年ぶりに韓国に一時帰国した。

 同スキー板は、スキークラブ昆池岩のイム・ギョンスン会長などのスキー長老たちに引き渡され、LGグループ・サブウォンの昆池岩スキー場内の「韓国スキー100年館」に展示された。同スキー板は平昌冬季五輪期間まで展示された後、3月中旬頃、日本に戻る。今回の展示は、サブウォンが昨年12月から5回も現地を訪問して説得した末に実現した。

 現存する国内最古のスキー板であり、アジアでも唯一の「四穴式の古代円形スキー板」は、イタヤカエデを削って作った。長さ160㌢、幅は前後が6・4と5・5㌢、真ん中が7㌢。くびれた現代のスキー板とは正反対だ。真ん中の4つの穴は、足を縛る紐を通すためのもの。これを当時の先祖たちは、「そり」と呼んだ。この純粋な韓国語を漢字では「ソルマ(雪馬)」と表記した。

 古代円形スキー板は、日本植民地時代だった1912年、韓半島に駐留していた日本陸軍第8師団の油川貞策中尉が咸鏡南道で見つけて、新潟県上越市所在の第13師団に送った。この部隊が解体された後、上越市が市立総合博物館に展示したのに続き、1992年、金谷山日本スキー発祥記念館(上越市立総合博物館傘下)に移された。

 日本のスキー発祥記念館は、


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