「公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団」(韓昌祐理事長=マルハン会長)の第13回助成証書授与式(2018年度)が14日、東京・四谷の韓国文化院で開かれた。今年度は各分野から7件に助成金が授与された。
韓昌祐理事長は「学術活動を通して韓日が友好親善と相互理解を深めてほしい」とあいさつした。次に李洙勳・駐日韓国大使、衆議院議員の伊吹文明・元衆院議長、河村建夫・元内閣官房長官、そして呂健二・民団中央団長から祝辞が述べられた。
続いて高麗文康・高麗神社宮司による特別記念講演が行われ、7世紀末に滅亡した高句麗から、多くの人々が日本列島各地に渡来。その中で、大和朝廷に仕えていた高麗王若光が1799人の高麗人を連れて武蔵国に移住。高麗神社はその若光をまつった神社であることなどが報告された。
授与式の最後に韓裕・副理事長(マルハン社長)が、「今後も地道な活動を続け、(財団の活
動を)国際的に広げていきたい」と締めくくった。
同財団は1990年、「財団法人 韓国文化研究振興財団」として設立された。05年、学術研究などに加え、芸術・スポーツなどの分野にも助成範囲を広げて「財団法人 韓哲文化財団」に名称を変更した。12年に内閣府公益認定委員会から認定を受け、「公益財団法人韓昌祐・哲文化財団」となった。
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