1990年代の韓半島を舞台に、韓国人スパイの対北朝鮮工作活動を描いたサスペンス映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』が公開中だ。鄭憲・アジアン美容クリニック院長に映画評を寄せてもらった。
◆ 南北分断下のスパイ戦を描き出す 鄭 憲さん(アジアン美容クリニック院長)◆
昨年日本でも上映された『タクシー運転手』『1987 ある戦いの真実』は、韓国の民主化が成し遂げられる過程で起きた事件や出来事、その中で人々が体験した悲劇や苦しみを描いた作品であった。そして今回、韓半島においての最大の課題であり、政治、経済、外交のすべてに影響を及ぼし続けている南北問題の裏の歴史を
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