「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」が先月、山形市内の映画館で開かれ、好評を博した。同映画祭に参加したアジア映画の研究者、門間貴志・明治学院大学文学部芸術学科教授に文章を寄せてもらった。
◆朝鮮半島を時間的・空間的広がりで見る 門間 貴志(明治学院大学文学部教授)◆
1989年から隔年で開催されてきた山形国際ドキュメンタリー映画祭も、30周年を迎えた。
会期中、巨大台風が襲来し、その日は夕方以降の上映がキャンセルになるというアクシデントに見舞われたりもしたが、世界各国から多くの作品が寄せられ、国際的に知られるドキュメンタリー専門の映画祭の安定ぶりを見せた。
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