2020/11/27
<韓国文化>在日の経験を核に、人間とは何か問う
-
-
「朴達(バクタリ)の裁判」原稿
「新日本文学」1958年11月号に掲載
「南部朝鮮K」で「朴達」と呼ばれる青年が権力に対して次々にしかけるユニークな抵抗闘争を軽快な筆致で描く。芥川賞候補となるが、賞の規定である「無名」「新進作家」にあたらないとして受賞には至らなかった。この原稿は、金達寿を新日本文学会会員に推薦した中野重治の没後、その書斎で見つかり22年ぶりに金達寿のもとに返されたもの。当館蔵・金達寿文庫
今年が小説「玄海灘」などを執筆した在日1世の作家・金達寿(キムダルス)の生誕100年にあたるのを記念して、「生誕100年 金達寿展」が来月、神奈川県横浜市の神奈川近代文学館で開催される。
つづきは本紙へ