K―POPが世界的に人気を博している。中でもBTS(防弾少年団)は、グラミー賞候補にノミネートされ、受賞こそ逃したものの、授賞式で見事なソロパフォーマンスを披露した。鄭憲アジアン美容クリニック院長に「中高年、特に男性諸氏のためのBTS講座」と題して文章を寄せてもらった。
5、6年ほど前だろうか、「防弾少年団」という少し変わった名前のK-POPグループが流行していると耳にした。その時は、彼らが誰かというより、夢を抱いて次から次へとデビューする少年少女の一組として、過酷なエンタ―テインメントの世界で果たして数年後も生き残れるのだろうかという憂いだった。
しかし、そんな勝手な心配をよそに、彼らはアジアのみならず、世界中で目覚ましい活躍を続けた。昨年発表したシングル曲「Dynamite」は、米国の人気チャート「ビルボードホット100」において初登場1位を獲得する大ヒットとなる。ちなみにアジア人で1位となったのは坂本九の「スキヤキ(上を向いて歩こう)」以来の快挙らしい。そして先日、受賞より「BTS受賞を逃す!」事がニュース速報として流れた今年のグラミー賞。言わずもがな、世界で最も権威のある音楽賞である。
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