朴賛弼・法政大学専任教員が、韓国人の視点で日本の住居文化と景観を紹介する「日本の風土と景観」(全2巻)を韓国で出版した。日本全国の建築物を調査・撮影し、本にまとめた力作だ。朴専任教員に寄稿をお願いした。
人生の半分以上を日本で生活しながら、日本全国の建築物を調査し、多くの写真を撮った。その写真の大部分は日本の伝統集落、町屋、民家、都市、自然風景など様々である。本書は日本を愛し、その情熱で執筆した本だ。その内容は日本の住居文化と景観が主だ。日本人が見れば当然のものに見られるかも知れないが、外国人である私には、その風景が珍しく見えて日本の独特な風土と景観そのものだった。
本書は2冊で、西地方から東地方への流れで構成した。1冊は沖縄、九州地方から始め、中部地方までを「西地方」編に110カ所、2冊は神奈川県から始まる関東地方を含めて北海道地方まで「東地方」編116カ所にした。本書のタイトルと住所は日本語、英語も入れた。
日本は沖縄の最南端から北海道の最北端までの距離が約3500㌔で、日本国内でも
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