『あつまれ!朝鮮王朝の動物クリム』展が、京都の高麗美術館で始まった。クリムとはハングルで「絵」の意。同展では朝鮮王朝時代の動物が描かれた絵を中心に、動物をモチーフとした美術作品をあつめて紹介している。
朝鮮半島は昔から野生動物の生息によい条件を備えている。世界の動物地理的分布上ではシベリア亜区と中国亜区に分類される。朝鮮半島の北部あたりまでは標高が高く気候もアムール地方と似ているが、北部以外の大部分は地勢が低く気候も温和で中国大陸、日本の気候とほとんど変わらない。そこには共通の哺乳類と鳥類がたくさん生息している(21世紀前半には朝鮮半島の哺乳類は95種が知られており、鳥類は朝鮮半島南部で394種が知られている)。
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