朝鮮王朝時代の名品を紹介する「朝鮮王朝の白磁と水墨画」展が、京都市の高麗美術館で1日から始まった。
白磁は、朝鮮王朝時代(1392~1910年、以下・朝鮮時代と表記)に連綿と作られた。15世紀には王宮専用の御器となり、16世紀には広州一帯(現在の京畿道広州市)に王室が必要とする陶磁器を国が直接製造する官営磁器工場である「分院」を設置した。
しかし16世紀末から17世紀前半は壬辰(1592~93年)・丁酉(1958年)倭乱(文録・慶長の役)、丙子胡乱(1636~37年)が勃発し、政治・経済が低落した時期であり分院も一時閉業していた。
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