駐日韓国文化院主催の「韓日交流作文コンテスト2022」の受賞作品が決まり、東京・四谷の韓国文化院で作品が展示されている(15日まで)。日本語エッセイ部門の最優秀賞「韓国語講師のユウウツと夢想」と、日本語韓国旅行記部門の最優秀賞「反日運動のかわりに私が韓国で見たもの」、それに今年2回目の開催となる「ハングルカリグラフィーコンテスト」の一般部門・最優秀賞「凝視」を紹介する。
◆韓国語講師のユウウツと夢想◆舟橋寛延(岐阜県)
私は市民向けの韓国語講座で講師をしている。大好きな韓国語を教えると同時に言葉だけではなく韓国のことも知って欲しいと常に思っている。
ある日の初級クラスで、「문=扉、戸」の単語を教えている最中、生徒の理解を促すために、「この문は、판문점(板門店)の문ですよ!」と補足したのだが、予想外なことに生徒たちの顔には「?」マークが浮かぶばかりで無反応ではないか!
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