独創的な作品を集めた国際映画祭「第23回東京フィルメックス」が先日、都内で開催され、コンペティション部門で、韓国の2作品と韓国を舞台にした1作品が上映され、話題を博した。門間貴志・明治学院大学文学部教授にその3作品について映画評を寄せてもらった。
◆「第23回東京フィルメックス」を観て 門間 貴志(明治学院大学文学部教授)◆
東京フィルメックス映画祭は、プログラミング・ディレクターの市山尚三氏が昨年から東京国際映画祭に移ったため、神谷直希氏が後継のディレクターとなり新体制となった。有楽町朝日ホールで開催された今年の第23回東京フィルメックス映画祭は、その2回目。
今回は、台湾の蔡明亮監督の特集をはじめ、日本とアジアの作品計18本が上映された。コンペティション部門では、2本の韓国映画、そして韓国で撮られた1本の映画が上映された。
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