韓国の伝統紙である「韓紙(ハンジ)」の特徴やさまざまな使い方、伝統工房などを紹介する企画展「今日韓紙」が、東京・四谷の韓国文化院で開かれ、好評を博している。
「韓紙」は「韓国の紙」を意味し、楮こうぞ(クワ科の落葉低木)を主な原料とし、伝統方式ですいた紙のことである。
日本の「和紙」も同じく楮を主な原料としているが、そのすき方がそれぞれ異なる。
韓国では「ウェバルトゥギ」というすき方で作るが、韓紙バルトゥル(簀す桁けた、紙料をすくう道具)の一辺をジトン(すき舟、紙料が入れてある溶液槽)の上部か天井に1本の紐で吊るして、紙料を上下左右に動かしてすく伝統方式で、枠がないというのが特徴である。
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