古代国家、新羅と伽倻の墓から出土した象形土器や土偶装飾土器332点を紹介する特別展「永遠の旅程、特別な同行」が韓国国立中央博物館で開かれている。1600年前の人々が見つめた、人生最後の通過儀礼に関する展示だ。
新羅と伽倻の人々は、土で作った様々な形の象形土器を墓に埋めた。鳥や馬、角、手押し車、時には実在しない空想の動物までミニチュア化して再現した。特に鳥は空と地を自由に行き来する存在と考え、さまざまな鳥型土器を作っては死者の傍らに置いた。死者の魂があの世まで無事にたどり着けるよう願った最後の贈り物だ。
韓国国立中央博物館の尹ソンヨン館長は、「死による別れを古代人がどのように感じ、どのように癒やされたのか、象形土器と土偶から糸口を探り、まとめた展示だ」と説明した。
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