『植民地朝鮮のラジオ放送―近代マスメディアとしての京城放送局(JODK)』(金 志善・三ツ井崇編著、金沢文圃閣、23年9月、8000円)が刊行された。日本植民地時代のラジオ放送についての貴重な研究書だ。執筆者のひとり、金志善・東京大学大学院特任准教授に自著について寄稿してもらった。
◆『植民地朝鮮のラジオ放送』を出版して 寄稿 金志善(東京大学大学院特任准教授)◆
本書は、『京城放送局(JODK)ラジオプログラム集成』の別冊として、植民地朝鮮の京城放送局ラジオ放送を対象に歴史学、社会学、文学、言語学、人類学、音楽学の各側面から植民地統治におけるラジオ放送の機能とその特性について様々な論点を提示したものである。
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