◆彼女らの心を癒やす役割も◆
『アリラン ラプソディ~海を越えたハルモニたち~』が17日、東京・新宿ケイズシネマほか全国順次公開される。神奈川県川崎市に生きる在日1世のハルモニ(韓国語でおばあさんの意)たちの姿を記録したドキュメンタリー映画だ。鄭憲・アジアン美容クリニック院長に映画評を寄せてもらった。
韓半島全域で老若男女問わず、謡われ、愛されてきた民謡と言えば「アリラン」をおいて他にない。2012年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「民謡アリラン」として登録されたが、3大アリランといわれる江原道の旌善(チョンソン)アリラン、全羅道珍島(チンド)に伝わる珍島アリラン、慶尚道の密陽(ミリャン)アリランをはじめ、韓国内だけで50種、韓半島全体では100種、歌詞は3000通りあるとされる。
つづきは本紙へ