◆日本語系統論と朝鮮語-歴史・現在・展望◆
日本語系統論と朝鮮語(古代からの歴史なので韓国語ではなく、この名称を使う)について、近年出版された3冊の書籍の関連箇所を紹介しながら、その歴史、現在、そして展望について祖述してみたい。
その3冊の書籍とは、塚本勲著『日本語と朝鮮語の起源』(2006、白帝社)(以下①)、長田俊樹編『日本語「起源」論の歴史と展望――日本語の起源はどのように論じられてきたか』(20、三省堂)(以下②)、松本克己著『世界言語のなかの日本語論――日本語系統論の新たな地平』(07、三省堂)(以下③)である。
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