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2024/06/14

<韓国文化>クラシックで韓日文化交流を促進  寄稿 伊藤唯(東京フィルハーモニー交響楽団広報渉外部主任)

  • クラシックで韓日文化交流を促進  寄稿 伊藤唯(東京フィルハーモニー交響楽団広報渉外部主任)

    鄭明勳指揮、東京フィル韓国ツアー(5月7日ソウル・アーツ・センター提供=クレディア)

◆19年ぶりの韓国ツアーを終えて◆

 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル)は、先月7日から11日にかけて、7年ぶりの海外ツアーとして鄭明勳(チョン・ミョンフン)・名誉音楽監督(以下マエストロチョン)とともに3都市4公演での韓国ツアーを実施した。東京フィルにとっては新型コロナウイルスのパンデミック以後、初の海外公演であり、マエストロチョンとともに韓国で単独公演を行うのは実に19年ぶりだった。同楽団広報渉外部主任の伊藤唯さんに韓国ツアーの報告を寄せてもらった。

 韓国出身の世界的ピアニスト、趙成珍(チョ・ソンジン)氏をソリストに迎えた3公演は、5月7日=ソウル・アーツ・センター、10日=益山芸術文化会館、11日=高陽アラムヌリ芸術センターで行われ、どの公演も発売即完売となった。

 別プログラム(5月9日=世宗文化会館)では、韓国出身で国際的に活躍するバイオリニストのイ・ジヘ、チェロ奏者ムン・テグクとマエストロチョンのピアノによるベートーベン「三重協奏曲」と、オール・コリアのソリスト歌手(ソプラノ:ファン・スミ、メゾ・ソプラノ:キム・ジョンミ、テノール:パク・スンジュ、バリトン:サミュエル・ユン)と地元合唱団(安養市立合唱団、高陽市立合唱団)との共演によるベートーベン交響曲第9番『合唱付き』でも、ソウルの舞台芸術の要衝・世宗文化会館大劇場を埋め尽くす観客から熱烈な声援と拍手が送られた。


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