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2024/07/05

<韓国文化>宇宙開発は地上の問題解決に生かされるか  寄稿 鄭憲(アジアン美容クリニック院長)

  • 韓国宇宙飛行士の奮闘を描く  寄稿 鄭憲(アジアン美容クリニック院長)

    チョン・ホン 1963年、東京・新宿生まれ。韓国・延世大学校医学部卒。上野にアジアン美容クリニックを開業。帝京大学形成外科、美容外科非常勤講師、アンチエイジング手術を得意とする。

  • 韓国宇宙飛行士の奮闘を描く  寄稿 鄭憲(アジアン美容クリニック院長)

    韓国宇宙飛行士の奮闘を描くSFアドベンチャー大作『THE MOON』
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◆宇宙開発は地上の問題解決に生かされるか◆

 事故で亡くなった仲間の遺志を継いで、月面探査ミッションに挑む新人宇宙飛行士の奮闘を描いたSFアドベンチャー『THEMOON』が5日、東京・新宿バルト9ほか全国順次公開される。主演はK-POPグループ「EXO」のド・ギョンス。鄭憲・アジアン美容クリニック院長に映画評を寄せてもらった。

 「Space…thefinalfrontier」(宇宙…それは最後のフロンティア)。

 昔、テレビドラマ「スタートレック」冒頭の語りは今も耳に残っている。SFの世界は別として、誰しも一度は宇宙という存在に想いを馳せたことはあるだろう。私も小学校のころ、宇宙の果ては?果てがあるならその先は?と考えはじめて眠れなくなった夜を何度か経験した。古代の人々にとって、空、宇宙から得られるものは、星を眺め神話やおとぎ話を創造する以上に、月や星の位置、変化から、年月、季節や気候、現在位置を知り、生きるために必要な情報を得る事が出来た。


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