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2024/08/30

<韓国文化>祖国愛で後進指導した孫基禎 寄稿 鄭憲(アジアン美容クリニック院長)

  • 祖国愛で後進指導した孫基禎 寄稿 鄭憲(アジアン美容クリニック院長)

    チョン・ホン 1963年、東京・新宿生まれ。韓国・延世大学校医学部卒。上野にアジアン美容クリニックを開業。帝京大学形成外科、美容外科非常勤講師、アンチエイジング手術を得意とする。

  • 祖国愛で後進指導した孫基禎 寄稿 鄭憲(アジアン美容クリニック院長)

    ハ・ジョンウ㊨が孫基禎を演じた『ボストン1947』(C)2023LOTTEENTERTAINMENT&CONTENTZIOInc.&B.A.ENTERTAINMENT&BIGPICTUREAllRightsReserved

◆スポーツを通した平和の実現とは◆

 日本植民地下の1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技で日本代表として金メダルを獲得した孫基禎(ソン・ギジョン)と銅メダルの南昇竜(ナム・スンニョン)は、日本名で表彰台に立たざるを得なかった。それから11年後の1947年、2人は、若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させようと奮闘するが…。実話に基づいた感動作『ボストン1947』が30日、東京・新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。鄭憲アジアン美容クリニック院長に映画評を寄せてもらった。

 今年はパリで夏季オリンピックが開催された。ウクライナ、そしてパレスチナ地区では連日戦闘による破壊、殺害が続く中での大会である。実際、よくうたわれる「政治理念、宗教、民族を超えたスポーツによる平和の祭典」という大義名分を言葉通り素直に受け止められない現実がある。


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