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2024/10/18

<韓国文化>「女性」「身体」「アジア」とは

  • 「女性」「身体」「アジア」とは

    アジアの主要女性作家の作品が一堂に並んだ

 1960年代以後のアジアの女性美術家の作品にスポットライトを当てた大規模企画展「接続する体―アジアの女性美術家」が韓国の国立現代美術館ソウル館で開催中。「女性」「身体」「アジア」をキーワードに、女性の体が持つ意味と価値に注目した展覧会で、アジアの主要な女性美術家の作品160点を展示している。

 展示はキム・ヘスンの詩「魔女の火あぶり」を解釈したパク・ヨンスクの写真「魔女」から始まる。上半身を出したまま明洞の街を闊歩する女性の姿を描いたチョン・ガンジャの1973年作「明洞」が主体的な女性像を見せてくれる。

 日本の出光真子の「主婦の一日」(1977年)やユン・ソクナムがキム・ヘスンの詩「母の食事準備」を解釈した絵は、女性の家事労働に対する一種の文化批評だ。

 フィリピンの女性美術グループ「カシブーラン」の共同創立者・ブレンダ・ファハルトは香港、台湾、日本で生活していたフィリピン女性の人生をタロットカードの絵として表現した。同じく「カシブーラン」の創立者イメルダ・カジペ・エンダヤは原発反対運動と反独裁運動などを素材にした大作を出品した。


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