◆「葦滄・呉世昌:澗松コレクションの鑑識と謹域画彙」展 澗松美術館 12月1日まで◆
ソウル城北洞にある澗松(カンソン)美術館で、呉世昌オ・セチャン)が選んだ代表的な澗松美術館の所蔵品108点を紹介する「葦滄(ウィチャン)・呉世昌:澗松コレクションの鑑識と謹域画彙」展を開催中だ。
3・1独立運動の民族代表33人の一人だった呉世昌(1864~1953、雅号:葦滄)は、近代の文化や芸術に大きな足跡を残した人物だ。金石学者で書道家、彫刻家でもあった呉は特に韓国の書画を選別し、一冊にまとめた画集「謹域画彙」を残したことで有名だ。
呉の書画史研究は今日の澗松美術館の所蔵品に大きな影響を与えた。私財をはたいて韓国の文化財を守った澗松・全鎣弼(チョン・ヒョンピル、1906~1962)の師匠だった呉は、澗松が仕入れる作品の価値を見定め、後書きや箱書きを残し、所蔵履歴などを把握できるようにした。
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