韓国出身の世界的ビデオアーティスト、ペク・ナムジュン(白南準)の足跡をたどる「ナム・ジュン・パイク、ナム・ジュン・パイク、そしてナム・ジュン・パイク」展が釜山現代美術館で開かれている。ナム・ジュン・パイクアートセンターの所蔵品を中心に韓国国立現代美術館、蔚山市立美術館、独フランクフルト現代美術館などから借りた作品と写真、映像など160点で構成。ナム・ジュン・パイク没後、韓国の美術館で開かれる最大規模の展示だ。
「ビデオアートの父」と呼ばれるナム・ジュン・パイク(1932~2006)は海外で注目されるアーティストだった。1982年米国ホイットニー美術館で回顧展が開かれ、2000年には同グッゲンハイム美術館で個人展を開いた。1993年ベネチアビエンナーレではドイツ館の代表として参加し、最高賞である金獅子賞を受賞。
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