10日 ■金剛山観光、日本人にも
北朝鮮を訪れた現代グループの鄭夢憲・前会長ら代表団は、金正日総書記らと会談し、金剛山ツアーに日本人の参加を認めることで合意した。すでに他の外国人の参加は認められおり、現代側が日本人の解禁を北側に要求していた。
11日 ■南北間に光ケーブル
統一部によると、板門店の韓国側地域にある「平和の家」と北朝鮮側の「統一閣」の間に光通信ケーブルが開通した。板門店の南北連絡事務所が14日から業務を再開するのに伴って敷設されたもので、今後の南北間のやりとりに利用される。この光ケーブルは電話300回線、テレビ映像1回線、データ通信5回線の容量を持つ。
12日 ■南北間の中傷報道中止
新聞、放送局などの代表が参加した韓国マスコミ訪朝団は、帰国会見で、金正日総書記と4時間にわたり会見し、南北のメディアが互いに相手側を中傷する報道を中止することで合意したと明らかにした。また、北朝鮮のメディアと「統一に有益な言論活動を展開する」など5項目の合意文に調印した。
14日 ■光復節で3万人に恩赦
金大中大統領は、光復節を記念して3万人にのぼる恩赦を実施すると発表した。南北の和解ムードを反映して多くの政治犯が含まれている。光復節の恩赦としては過去最大規模で、汚職事件で有罪となった金泳三・前大統領の二男・賢哲氏の復権も認められた。
■京義線復興、来月着工に合意
金大中大統領は、北朝鮮の肉親と再会するため、平壌を訪れる離散家族を青瓦台(大統領府)に招いた席で、分断されている鉄道の京義線(ソウル|義政府)復興問題について、秋夕(旧盆、9月12日)前後に起工式を行うことで北朝鮮側と合意した、と明らかにした。金大統領は、「復旧すれば釜山や木浦からロンドン、パリに行くことも可能だ」と述べた。
15日 ■労働新聞「祖国統一の転換の年」
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、解放55年を記念した社説で、「祖国統一のための闘争において、今年を新たな歴史転換の年にしなければならない」と強調した。また、南北頂上会談の成果を繰り返し、「歴史的な共同宣言を徹底的に履行し、統一を早めよう」と力説した。
16日 ■朝日交渉、22日に本会談
今月21日から25日まで東京で開かれる北朝鮮と日本の第10回国交正常化交渉の日程が決まった。それによると、北朝鮮代表団は21日に来日し、22日と24日に本会談を開く。