30日 ■離散家族が相互訪問
8月に続いて第2回南北離散家族の相互訪問が実施され、南北それぞれ100人がソウルと平壌で肉親と対面した。今回は、経費節減のため日程が前回よりも1日少ない2泊3日に短縮された。一行は2日、平壌を訪問した韓国側家族が高麗航空機でソウルに、同じ飛行機で北朝鮮側家族が北に帰還した。
1日 ■英と北朝鮮が国交交渉
英国の外務省は、北朝鮮との国交交渉を来週中にロンドンで開始すると発表した。同省スポークスマンは、「外交樹立に向けた実りある議論を期待する」と述べた。また、これに先立ち英国は、北との国交樹立を望んでいる欧州連合(EU)各国と意見交換する予定。
2日 ■金大統領、経済再建に自信
金大中大統領は、江原道の視察のため春川を訪れ、地元の住民と昼食をともにしながら懇談。この席で金大統領は、「公的企業を改革しなければ、民間企業の構造調整はできない」と述べ、「韓国電力など公的企業の分割民営化を速やかに実施し、韓国経済を必ず立て直す」と強調した。
3日 ■年内の内閣改造なし
朴ジュンヨン・青瓦台(大統領府)スポークスマンは、「8月の内閣改造からまだ4カ月しかたっておらず、現在推進中の4大改革を速やかに完了することが当面の課題だ」と指摘したうえで、年内の内閣改造はないと断言した。朴スポークスマンによると、大統領秘書室の一部改編を年末に予定しているという。
4日 ■金永南氏、村山訪朝団と会談
朝鮮中央通信は、金永南・最高人民会議常任委員長が、村山富市元首相を団長とする日朝国交促進国民協会(村山富市会長)の代表団と会談したと報じた。村山団長は、「日本政府は自主的な立場で北朝鮮との関係改善を図るべきだ」と強調、朝日関係改善のために努力したいと述べた。これに対して金委員長は、国交正常化には日本側の謝罪と補償が必要だとの立場を主張した。
5日 ■京義線の復旧工事に前向き
南北の鉄道、京義線を結ぶ工事と道路建設を話し合う第2回南北軍事実務協議が板門店の韓国側施設「平和の家」開かれ、非武装地帯(DMZ)内の工事に関する南北管理区域の範囲設定や共同規則について意見を調整した。南北は、早急に合意案をまとめ、来年3月にも着工する予定だ。
6日 ■金大統領、北欧訪問へ
青瓦台(大統領府)は、金大中大統領がノーベル平和賞の授賞式(10日)に出席するため、8日からノルウェーとスウェーデンの北欧2カ国を訪問すると発表した。しかし、国内世論は経済危機説や官僚の不正疑惑で政局が揺れるなか、大統領の外遊は好ましくないと冷ややかだ。