23日 ■日本人の訪韓、過去最高へ
文化観光部が発表した統計によると、今年1|10月に韓国を訪れた日本人旅行者は205万人に達し、前年同期比13・1%増を記録した。このため、過去最高だった昨年の218万人を上回るのが確実となった。文化観光部は、日本人客の急増について、ショッピングやエステを目的とした若い女性が増えたためと分析している。
24日 ■韓日中が定期首脳会談
ASEAN(東南アジア諸国連合)+3(韓国、日本、中国)の首脳会議に出席するためシンガポールを訪れている金大中大統領は、森喜朗首相、朱鎔基・中国首相と会談し、韓日中3カ国の首脳会談を定例化することに合意した。また、サッカーのW杯韓日共催大会が開かれる2002年を「韓日中国民交流年」とし、交流を深め合うことを決めた。
25日 ■南北閣僚級会談を延期
統一部は、今月28日から予定されていた第4回南北閣僚級会談が来月に延期されると発表した。北朝鮮側が板門店を通じて、「30日に予定されている南北離散家族の再会と重なる」として、延期を要請してきたもので、12月12日から平壌で開くことを提案してきたという。
26日 ■軽水炉の遅れで米非難
北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は、軽水炉工事が遅れていることに関して論評し、「米国は、わが国の自立的原子力エネルギー工業の発展を妨げ、経済的、軍事的な潜在力を弱めようとしている」と非難した。オルブライト国務長官の訪朝で、北朝鮮の米批判は影を潜めていたが、大統領選挙の混迷で朝米関係の進展が足踏み状態となっていることから、改善を促すのが狙いとみられる。
27日 ■4者会談の再会に合意
8月から中断している韓半島の和平構築のための4者会談(南北と中国、米国)が再開される見通しとなった。金大中大統領が、滞在先のシンガポールで明らかにしたもので、中国および米国と早期再開に合意し、近く北朝鮮に公式提案する。南北関係の進展や朝米の接近で北朝鮮側の姿勢も変化しており、年内にも再開されるもようだ。
28日 ■南北鉄道復旧に協力へ
南北間の鉄道、京義線の復興に関連した工事や並行する道路建設などを話し合う初の南北軍事実務者協議が板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開かれ、工事の円滑な推進に向け積極的に協力していくことを確認した。国防部スポークスマンによると、今後は非武装地帯(DMZ)内での作業の安全保障や埋設されている地雷の撤去など懸案事項について話し合いを続ける。
29日 ■韓米地位協定めぐり協議
在韓米軍の法的地位協定の改定をめぐる韓米協議がスタートした。韓国側は、日米地位協定など米国が他の国と結んでいる協定と同等レベルに改善してほしいと要求しているが、米側の主張と大きな隔たりがあり、協議の難航が予想されている。今回は9日間にわたって協議が行われる。