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2000/09/29

<週間ダイジェスト>9月21日~9月27日

21日 ■韓米国防相が共同声明

 趙成台韓国国防相とユーエン国防長官は、ソウルでの韓米定期安保協議の後で共同声明を発表した。それによると双方は、6月の南北頂上会談後の南北関係の進展を評価するとともに、コーエン長官は25日から済州道で行われる初の南北国防相会談を歓迎する意向を表明した。

22日 ■米国防長官、在韓米軍維持を表明

 来日中のコーエン米国防長官は、防衛庁で虎島和夫防衛庁長官と会談し、北朝鮮情勢について意見交換を行った。コーエン長官と虎島防衛庁長官は「南北頂上会談後も軍事面では大きな変化がない」との認識で一致し、コーエン長官は在韓米軍駐留を続けていく方針を表明した。

23日 ■離散家族相互訪問で合意

 北朝鮮の金剛山で開かれていた韓国と北朝鮮の赤十字会談は、離散家族の生死確認や手紙交換を段階的に実施すること、追加の離散家族相互訪問を11月と12月に行うことなどを盛り込んだ6項目の合意文を発表して終了した。離散家族の相互訪問は、8月の初回訪問団と同規模の南北100人ずつ程度とすることで合意した。

24日 ■北朝鮮国防相が韓国入り

 分断史上初めての南北国防相会談に臨む金人民武力相ら北朝鮮の代表団が、軍事境界線の板門店を通って陸路でソウル入りした後、韓国軍用機で会談場所の済州道に到着した。済州空港には趙成台・韓国国防相が出迎え、南北国防省の初対面が実現した

25日 ■北、災害で穀物140万㌧損失

 北の朝鮮中央通信によると、農業省農産局長は干ばつや台風などの自然災害による穀物損失量が140万㌧に達する見込みで、2001年も食料不足が予想されるとの談話を派票した。談話では、降水量が平年の半分以下だったこと、最近の台風で14万㌶の田畑が流失したことなどを指摘した。

26日 ■南北国防相が共同報道文発表

 済州道で25日から開かれていた韓国と北朝鮮の初の南北国防相会談は、6月の南北頂上会談で合意された共同宣言を履行するために必要な軍事面での協力を積極的に行い、南北の軍事的緊張緩和に向けてともに努力していくなどの合意事項を盛り込んだ共同報道文を発表して閉会した。同報道文では、当面の課題である鉄道と道路の南北連結工事のため、非武装地帯への人員と機材の搬入を許可して安全を保障する、11月中旬に第2回南北国防相会談を北側地域で開催することなどで合意した。

27日 ■第3回南北閣僚級会談が始まる

 第3回南北閣僚級会談が、済州道で4日間の日程で始まった。南北経済協力の具体化、北朝鮮への食料支援など、6月の南北頂上会談以降、各分野で進展している南北対話と協力の現状を点検し、今後の進展を話し合う。