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2001/12/14

<週間ダイジェスト>12月6日~12月12日

6日 ■鉄道連結文書に韓ロ署名

 ロシア鉄道省報道官は、訪ロした韓国建設交通部の代表団との間で、シベリア鉄道と朝鮮半島を縦断する京義線(ソウル―新義州間)を連結する合意文書い署名したと明らかにした。この合意には、極東とロシアを結ぶ高速鉄道システムの共同開発なども含まれているという。

7日 ■生物・化学兵器検証に反発

 北朝鮮の平壌放送などは論評で、米国がアフガニスタンで展開している対テロ戦争に関連し、米政府内で北朝鮮の生物・化学兵器揮発を検証する必要性が提起されていることに対し、「わが方が生物・化学兵器などの大量殺りく兵器を開発しておらず、生産もしていないことは周知の事実だ」と反発した。

8日 ■北朝鮮住民20人が亡命

 韓国の国家情報院は、北朝鮮住民20人が11月末に第3国を経由して韓国に亡命したと発表した。20人はいずれも北朝鮮東部の咸鏡道や江原道出身の農民や労働者ら3家族で、食糧不足など生活苦のために97年8月から今年5月にかけて北朝鮮を脱出した。

9日 ■韓米戦でW杯並みの警備

 済州道の西帰浦市で行われた韓国と米国によるサッカー親善試合で本番さながらの警備態勢が敷かれた。韓国はテロの標的となった米国と1次リーグでぶつかるため、韓国W杯安全対策統制本部はこの日の試合を本番の練習と位置づけ、会場の済州競技場上空を飛行禁止にしたり競技場内に対テロ特攻隊を配置した。

10日 ■韓国政府が対テロ大使を任命

 韓国政府は、柳明桓・外交通相特別補佐官を兼任で対テロ専門担当大使に任命した。米テロ事件に伴いが外交通商部内に設置された対策チームの指揮をとるほか、アフガニスタン関連の国際会議にも出席する。また来年のサッカーW杯韓日大会に向けたテロ対策で諸外国との折衝にもあたる。

11日 ■大宇自動車が全工場でスト

 大宇自動車の全工場が稼働を中断した。下請けメーカーらが整理再建の追加返済と資金支援などを要求し部品の供給をストップしたためで、生産・販売の全部門で非常事態に陥っている。この事態を受けて、米ゼネラルモーターズ(GM)との売却交渉は、予定されていた年内締結が難しい状況になってきた。

12日 ■北朝鮮の対外貿易78%増

 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)によると、今年上期(1月―6月)の北朝鮮の対外貿易額は昨年同期に比べ78%増加して15億1093万㌦に達した。貿易額の拡大は、日本からのコメ支援23万㌧が輸入に含まれたほか、中国との貿易額が輸出・輸入ともに大幅に伸びたためとみられる。