27日 ■北朝鮮住民18人が韓国亡命
韓国の国家情報院は、北朝鮮住民18人が第3国経由で韓国に亡命してきたと発表した。18人は労働者や教員、無職などで、いずれも生活苦のため96年から今年5月にかけて北朝鮮を脱出し、韓国亡命の機会をうかがっていたという。
28日 ■北朝鮮軍が連日越境
北朝鮮軍兵士が9月19、20日の両日、非武装地帯(DMZ)内の軍事境界線を越境し、韓国軍の警告射撃で撤退する事件が起こっていたことが明らかになった。発表が遅れたことに関連し韓国国防部は、事件が北朝鮮の日常的な捜索・偵察活動中に偶発的に発生したと判断したためにとし、また 米テロ事件後で国民に不安感を与えたくなかったと説明した。
29日 ■不動産投機疑惑で閣僚辞任
国税庁勤務時代の不動産投機疑惑がメディアで指摘された韓国の安正男・建設交通部長官が辞意を表明し、金大中大統領も辞表を受理した。疑惑が広がって政権批判が強まるのを避けたものとみられる。安氏は9月7日に就任したばかり。後任には林寅沢・元交通部長官が任命された。
30日 ■京義線6㌔区間開通
京義線の韓国側 汶山―臨津江間の6㌔区間が開通した。民間人で出入り規制ライン直前に新設された臨津江駅にはソウル発の列車が到着した。10月中には非武装地帯間近の都羅山駅まで開通する予定。先の南北長官級会談では北朝鮮側も工事再開に同意しており、京義線連結が実現する可能性が再度高まっている。
1日 ■外国人機長増え憂慮
民主党の金弘一議員は「国内航空会社に勤務する旅客機長1,186人の32%が外国人」と明らかにし、「軍空港就航などで軍事保安施設が知られ、彼らが第3国の航空会社に再就職した際に軍事安保上の情報が流出する恐れがある」と指摘した。
2日 ■韓半島周辺増強で韓米一致
韓国と米国は西太平洋地域に展開している米空母1隻が同時多発テロの報復作戦準備に投入されていることに関連し、韓半島周辺の戦力の空白化を避けるため、米空軍を増強することで一致した。米国は国内防衛を強化する方針を打ち出していた。
3日 ■金剛山協議で韓国代表団訪朝
金剛山観光の活性化に向けた実務協議に出席する韓国代表団が船で北朝鮮入りした。韓国側は陸路での金剛山観光の実現と観光特区化を提言する方針で、陸路観光では、南北を結ぶ未舗装の臨時道路13.7㌔を年内に開通させ陸路観光を試験的に行いながら、来年上半期に舗装工事を進めるという案を示す予定。また陸路観光の前提となる非武装地帯の開放に向けた南北軍事当局間の会談を10月中に開催するよう提案する。