13日 ■米大統領訪韓 予定通り来月
韓国外交通商部の崔成泓次官は国会の委員会で、来月予定されているブッシュ大統領の韓国訪問が予定通り行われるとの見通し明らかにした。ホワイトハウスから連絡が入ったという。ただ韓国大統領府は今月20日から予定していた金大中大統領の訪米を取りやめると発表した。
14日 ■テロ事件で「追悼の日」
韓国政府は米国での同時テロ事件による犠牲者を弔うため14日を「追悼の日」に指定し、各地で午前10時からサイレンを鳴らして1分間の黙とうを捧げた。官公庁や学校などは一斉に弔旗を掲げたほか、ソウル市中心部では市民団体によって焼香台が設置された。
15日 ■9カ月ぶりに南北長官級会談
15日から9カ月ぶりにソウルで開かれた韓国と北朝鮮の長官級会談は、5項目からなる共同報道文を出して4日間の日程を終えた。第4回目の南北離散家族再会を10月16~18日まで行うことを決めた。次回の第6回会談は10月28日に開催されることがきまった。
16日 ■テロ防止へ監視活動強化
法務部は米国の同時テロ事件を受け、韓国内に滞在中の「テロ支援国」6カ国の国民159人の動向把握に着手するなど、テロ防止のための監視活動に乗り出した。「テロ支援国」はキューバ、イラン、イラク、リビア、スーダン、シリア。
17日 ■同盟国としての支援強調
金大中大統領はブッシュ大統領にメッセージを送り、「韓国は米国との相互防衛条約の精神にのっとって同盟国として必要なすべての協力と支援を惜しまない」とし、「テロをなくそうとする米国の行動を支援する国際的連携に加わる」と述べた。原則的な立場を表明したもので、具体的な支援内容は米国の要請があった段階で検討されるとみられる。
18日 ■ハンナラ党と自民連が会談
最大野党ハンナラ党の李会昌総裁と連立から離脱した自民連を率いる金鍾泌名誉総裁が1年2カ月ぶりに会談、北朝鮮に対する政策面での協調を探っていくことなどを確認した。ハンナラ党は一定額以上の対北朝鮮支援は国会の同意を前提とすべきとの立場を強調した。
19日 ■北朝鮮から12人亡命
国家情報院は北朝鮮の住民12人が韓国に亡命してきたと発表した。12人は食糧難などを背景に97年から今年5月にかけて北朝鮮を脱出、第3国で韓国入りの機会をうがっていたという。これで国家情報院が発表した北朝鮮からの亡命は今年に入って359人となった。