31日 ■内紛収集へ民主党が集会
韓国の与党・新千年民主党(総裁・金大中大統領)は、若手議員らの指導部批判に端を発した党内の混乱を終息させるための議員集会を開いた。1日に金大統領に収拾策を報告し決着を目指す。一連の混乱は幹部クラスの対立にもつながっており、来年末の大統領選をにらんだ党内の主導権争いに発展しそうな雲行きだ。
1日 ■「教科書」で交流会議延期
6月下旬にソウルで予定されていた韓日文化交流会議(韓国側座長=池明観・翰林大学日本学研究所長、日本側=三浦朱門氏)の第3回全体会議が、教科書問題の影響で延期されたことがわかった。同会議は、98年10月の韓日首脳会談で金大中大統領が設置を提案したもの。
2日 ■韓国、米朝の対話促進確認
韓国政府は、国家安全保障会議を開き、米国の北朝鮮政策の見直しがまとまり次第、朝米双方に早期の対話再開を促すことなどを確認した。
3日 ■メキシコ大統領が韓国訪問
メキシコのフォックス大統領が金海空港から韓国入りした。同大統領は5日まで韓国に滞在し、金大中大統領と首脳会談を行い、両国の経済協力促進について協議する。そのほか、蔚山の現代重工業や水原のサムスン電子などの工場をを視察する。
4日 ■北・マレーシア外相が会談
マレーシアのサイドハミド外相が平壌入り、空港で朴吉淵外務次官らが出迎えた。同外相はそのあと、万寿台議事堂で白南淳外相と会談した。双方は、両国の国内情勢を説明したほか、両国の友好関係のさらなる発展や共同関心事について意見を交換した。
5日 ■北貨物船、新たに1隻侵入
韓国海軍の発表によると、北朝鮮の貨物船1隻が前日夜から未明にかけて新たに韓国領海に無断侵入し、韓国海軍の警告や停船命令を無視して航行を続けた。北朝鮮船舶の韓国領海侵犯は2、3日の3隻に続くもので、韓国政府は板門店を通じて北朝鮮に抗議しているが、北朝鮮による領海侵犯は意図的なものと見られ、対応に苦慮している。
6日 ■金大統領が再び訪韓促す
金大中大統領は、戦没兵士や独立運動犠牲者らの追悼式典で演説し、金正日総書記のソウル訪問について「約束は必ず実行されなければならないし、そうなると信じている」と述べ、間接的に金総書記の訪韓を改めて呼びかけた。金大統領は先月24日に訪韓の確実な日程提示を求めている。