8日 ■韓中漁業交渉が妥結
ソウルで開かれた韓中漁業交渉で、両国の排他的経済水域(EEZ)における漁獲割当量が決定した。韓中の水産当局者は、韓国側EEZ内で操業する中国漁船の隻数と漁獲割当量を中国側割当量の2倍にし、毎年段階的に格差を縮小、一定期間をへて対等にすることに合意した。
9日 ■中国代表団が北を訪問
朝鮮中央通信は、中国共産党対外連絡部・朝鮮担当副部長に就任した王家瑞氏を団長とする親善訪問団が北朝鮮を訪れ、金正日総書記と会談したと報じた。金総書記は、1月の訪中の際に誠意ある歓待を受けたことに感謝の意を表したという。
10日 ■南北電力協議が決裂
韓国から北朝鮮への電力供給問題について話し合う初の南北実務協議が平壌で開かれた。韓国側が北朝鮮の電力事情を把握するため、発電所や関連施設の実地調査を要求したのに対し、北朝鮮側は送電技術に関する調査のみにとどめ、50万㌔ワツトの電力支援を早急に行うよう主張し、並行線をたどった。
11日 ■林東源・情報院長が訪米
林東源・国家情報院長がブッシュ新政権に韓国の対北朝鮮政策を説明するため訪米した。林院長は19日まで滞在し、パウエル国務長官や米中央情報局(CIA)長官ら外交安保関連の要人と会談、対北朝鮮政策に対する米政府の理解と協力を求める予定だ。
12日 ■趙長官「北朝鮮はなお主敵」
韓国が北朝鮮を「主敵」としている限り第2回南北国防長会談には応じられないと北朝鮮が主張している問題について、国会の統一・外交安保委員会で趙成台・国防部長官は、「軍事的に北朝鮮の脅威は変わらず、主敵概念の変更は適切ではない」と述べた。
13日 ■北がドイツに牛の供給要請
ドイツ政府は、狂牛病に感染しているおそれのある牛20万頭の処分を決めたが、ベルリンの北朝鮮代表部が、この牛を人道的支援として北朝鮮に供給するよう求めている。ドイツ政府当局者が明らかにしたもので、ドイツ政府は狂牛病の感染牛を支援すれば、国際世論から非難を浴びると困惑しているという。
14日 ■財経部、米決議に反発
米議会は、政府が産業銀行を通じて現代建設などの社債を引き受ける支援策を打ち出したことについて、世界貿易機関(WTO)に違反するとして韓国に是正を促す決議を採択した。これに対して財政経済部は、「自主再建努力を促しながら支援しており、救済金融や補助金とは性質が異なる」と反発している。