11日 ■金大統領が年頭会見
金大中大統領は、内外の記者を青瓦台(大統領府)に招いて年頭の記者会見を行い、「民主的で強い政府を実現する」と述べた。また、「金正日総書記のソウル訪問が約束通り実現するよう努力したい」と語った。
12日 ■ブッシュ氏「韓国は友邦国」
ブッシュ米次期大統領は、共和党のボンド議員を通じて「新政府は韓国を重要な友邦国だと考えている」とするメッセージを金大中大統領に伝えた。その中でブッシュ氏は、「韓米関係は北東アジアのみならず、全世界の平和と安定のために非常に重要だ」と強調した。
13日 ■安企部疑惑で野党聴取
96年の総選挙時に国家安全企画部(現・国家情報院)が新韓国党(現・野党ハンナラ党)に不正に選挙資金を提供したとされる問題で、最高検は資金の流れを知るハンナラ党職員らに対する事情聴取を開始した。
14日 ■ア・欧州財務相会議開催
アジアと欧州15カ国が参加して、神戸で財務相会議を開催。米国の景気減速の影響やアジア経済の先行き不安などについて協議した。韓国からは陳稔・財政経済部長官が参加。
15日 ■保安法改正に反対
金大中大統領が「北朝鮮の労働党規約改正に関係なく、国家保安法を改正すべきだ」と発言したのに対し、ハンナラ党の権哲賢スポークスマンは、「保安法は国家防衛のシンボルであり、大統領の独断による改正は断じて許さない」とのコメントを発表した。
16日 ■北朝鮮とオランダが国交
北朝鮮の朝鮮中央通信は、オランダと国交を樹立したと報道した。それによると、両国の外交部代表がオランダのハーグで会談し、外交関係樹立に関する文書を交換、大使級外交関係を結ぶことに合意した。
17日 ■金大統領、「北は変化」
金大中大統領は、国家安全保障会議で、北朝鮮の最近の動きについて、「北は確実に変わってきている。第2の中国を志向しているようだ」と指摘、南北交流・協力の拡大を進めるとともに、金正日総書記のソウル訪問をあせらず準備するよう指示した。