5日 ■中国がIAEA決議支持
中国外務省の劉建超・副報道局長は、国際原子力機関(IAEA)総会で北朝鮮に核開発の中止を求める決議を採択したことに関連し、「われわれは韓半島の非核化を支持する」と述べ、北の核開発を容認しない立場を示した。
6日 ■南北赤十字協議を提案
北朝鮮の平壌放送は、南北赤十字会談の北側代表が韓国赤十字社に電話通知文を送り、南北実務協議を15日から17日まで金剛山で開くよう提案したと明らかにした。
7日 ■全土で反米集会
在韓米軍の装甲車による女子中学生の死亡事故をきっかけに、反米感情が急速に広がり、全国41カ所で被害者の追悼・反米集会が一斉に開かれた。集会には市民団体や宗教団体など約1万7000人が参加し、在韓米軍撤退を要求した。
8日 ■日本は過去の清算を
北朝鮮の労働新聞は、太平洋戦争の勃発日に際して「罪悪の歴史を繰り返すな」と題した論評を掲げ、「わが国と日本の国交正常化交渉は、かつてアジア諸国で行った侵略行為に対し、日本が心から反省しているかどうかを測る試金石となるだろう」と述べ、「日本は過去の清算に誠意をもって取り組むべきだ」と強調した。
9日 ■北に核査察協力を要請
国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務総長は、東京で開かれた核兵器査に対する査察強化のための国際会議で北朝鮮の核問題にふれ、「核開発疑惑を解消するためにも、査察を受け入れる必要がある」と述べ、北朝鮮に対して核査察への協力を求めた。
10日 ■韓米地位協定の見直し要請
金大中大統領は、韓国を訪れたアーミテージ米国務副長官と会談し、在韓米軍の装甲車が女子中学生を死亡させた事件で国民の反米感情が高まっていると指摘、「事故再発防止のためにも、韓米地位協定の見直しが必要だ」と述べ改善を要請した。
11日 ■北の代表団がソウル入り
南北経済協力の制度的問題について協議するため、民族経済協力連合会の金チュングン書記長を首席とする北朝鮮の代表団18人がソウル入りした。北の代表団は、「韓民族が一丸となって祖国統一と民族の発展に寄与しよう」との声明を発表した。